この記事のポイント
- 再婚・養子縁組後の万が一に備えるためのポイントを解説
- 相続・親権・家族の生活を守るためにできること
- エンディングノートを活用して家族の負担を減らす方法
はじめに
再婚をして養子縁組をした家庭では、新しい家族としての日常が始まります。しかし、長い人生の中で「もしも自分に何かあったら?」と考えたことはありますか?突然の事故や病気で自分がいなくなったとき、家族はどうなるのか。
特に養子縁組をしている場合、相続や親権の問題が関わってくるため、事前の準備が重要です。本記事では、再婚・養子縁組後の「もしものとき」に備えるべきポイントを詳しく解説します。

考えたくないことではありますが、大切な家族を守ることに繋がる重要な作業です!
養子縁組後の相続問題
養子は実子と同じ相続権を持つ
養子縁組をすると、養子は法律上「実子」として扱われます。そのため、親が亡くなった場合、実子と同じ相続権を持ちます。
例:
- 養親(再婚相手)が亡くなった場合、養子は実子と同じ割合で財産を相続できる。
- 養子縁組をしたことで、元配偶者(実親)との法的親子関係が解消される特別養子縁組では、元の親の財産を相続することはできなくなる。
遺言書を活用しよう
相続で家族間のトラブルを避けるために、遺言書を作成することが重要です。
- 誰に、何を、どのように分けるかを明確にする
- 法的に有効な形式で作成する(公正証書遺言が推奨)
- 家族が混乱しないように保管場所を決める
特に、前婚時の子どもがいる場合や、財産の分け方を明確にしたい場合には、遺言書を活用しましょう。
親権と後見人の指定
自分に何かあったら子どもはどうなる?
養子縁組をしている場合、養親である自分が亡くなった後の子どもの親権をどうするかを考えておく必要があります。
- 養親が亡くなると、もう一方の親(実親)が親権を持つ可能性がある(普通養子縁組の場合)
- 特別養子縁組の場合、実親との法的関係は解消されるため、養親が亡くなると後見人を決める必要がある
後見人の指定を検討する
子どもが未成年の場合、後見人を指定することで、親亡き後の生活を安定させることができます。
- 遺言書で後見人を指定することができる
- 家庭裁判所を通じて後見人を決定する方法もある
信頼できる親族や第三者を後見人として選び、子どもが安心して生活できる環境を整えましょう。
エンディングノートの活用
エンディングノートは、万が一のときに家族が困らないように情報を整理しておくためのツールです。

我が家ではつい最近エンディングノートを作ったので、大変ホットな話題です。
エンディングノートに書くべきこと
- 家族の連絡先(親族・友人・弁護士・会社関係者など)
- 財産のリスト(銀行口座、不動産、保険、借金など)
- 子どもの今後についての希望(進学、生活環境、後見人の希望など)
- 葬儀や供養の希望
- 自分の思い・メッセージ

せっかく入っていた保険も使わないと意味ないですからね。
また、銀行口座には気が回っても、資産や借金までは及ばないかもしれません。せめてお金の面で心配を掛けないためにも、書き残すことを強くおすすめします!
エンディングノートのポイント
- 法的効力はないため、重要事項は遺言書と併用する
- 定期的に見直し、家族がすぐに見つけられる場所に保管
- デジタルデータで管理するのも有効
まとめ
再婚・養子縁組をした後、「もしも自分に何かあったとき」に備えておくことは、家族の安心につながります。
✔ 遺言書を作成し、相続トラブルを防ぐ
✔ 未成年の子どもの後見人を考えておく
✔ エンディングノートを活用して情報を整理する
家族が困らないように、今のうちから準備を始めましょう。
あなたは「もしものとき」の準備をしていますか?ぜひコメントで意見を聞かせてください!
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