「読み聞かせは母親の役目?」いえ、父親こそが最強のストーリーテラーかもしれません

父親だからこそできる!読み聞かせが子どもに与える特別な効果 子育て

はじめに

「読み聞かせって、なんとなく母親の役目だと思っていた」――そんな風に感じているお父さん、きっと少なくないのではないでしょうか。

眠る前の穏やかなひととき、優しい声で絵本を読み上げる母親の姿は、まさに理想の育児風景。
けれど実は、父親の読み聞かせには、母親とはまた違った“特別な力”があることをご存知ですか?

「読み聞かせ=母親の仕事」という思い込み

近年の研究では、父親が子どもに読み聞かせをすることで、子どもの語彙力や想像力、心の発達に良い影響を与えることが次々と明らかになっています。
それは決して母親の代わりではなく、「父親だからこそ与えられる刺激」が存在しているということ。

今回は、そんな「父親の読み聞かせ」が持つ意外なパワーについて、心理学や研究データをもとに、5つの切り口からわかりやすくご紹介します。

ちょっと照れくさい? うまく読めない? そんな心配は一切いりません。
大切なのは、うまく読むことよりも、一緒に楽しむこと。

寝る前の10分が、子どもとの一生の宝物になるかもしれません。

実は“父親だからこそ”の読み聞かせがある

先ほども触れましたが、近年の研究では、父親による読み聞かせが子どもの発達において独自の価値を持つことがわかってきました。

たとえば、2012年にニューヨーク大学が行った大規模な研究では、父親が絵本を読み聞かせる家庭の子どもは語彙力や読解力が高まる傾向にあると報告されています。

子どもの思考力を育てる「問いかけ型」の読み聞かせ

これは、父親の読み聞かせが、単なる読み上げではなく、子どもへの問いかけや対話を含む“思考を促すスタイル”になりやすいからと考えられています。

  • 「この後どうなると思う?」
  • 「もし君だったらどうする?」

といった声かけは、子どもにとってただ聞くだけではない“能動的な読み聞かせ体験”となり、論理的思考や想像力を深めるきっかけになります。

父親の声には“特別な刺激”がある?

さらに、音声学や心理学の分野でも、父親の声が子どもにとって特別な刺激になることが知られています。
母親の声が安心感を与える一方で、父親の声は低く抑揚があり、集中力や興味を引き出す効果があるのです。

子どもにとって父親の読書姿勢は影響大

また、子どもにとって「読書を楽しんでいる大人の姿」は非常に強い影響力を持ちます。

特に、父親が絵本を読む姿を見ることで、「読書=楽しいこと」「本は身近な存在だ」とポジティブな印象を持つようになります。

つまり、父親が絵本を読むという行為自体が、子どもの心に深く届くメッセージになるのです。

それは、

  • 「本の世界は面白い」
  • 「一緒に楽しめる時間がある」
  • 「自分の話を聞いてくれる大人がいる」

といった、豊かな人生を育む種まきになります。


読み聞かせは、母親だけの役割ではありません。
父親だからこそできる関わり方があり、それが子どもの成長において大きな意味を持つのです。

読み聞かせタイムが生む“心のつながり”

読み聞かせとは、ただ絵本の文章を読み上げるだけの時間ではありません。
むしろそれは、親子が一緒に物語の世界を旅し、同じ感情や発見を共有する「心の交流の場」なのです。

父親の膝の上が、もう一つの物語の世界になる

子どもは、膝の上で物語を聞く時間を特別に感じています。

ページをめくるたびに目を輝かせ、時には一緒に笑い、時には驚きの声を上げる――
このような瞬間のひとつひとつが、子どもにとっては「愛されている」という実感につながっていきます。

特に父親がこの時間を担うことで、「普段は仕事で一緒にいる時間が少ない」という距離がぐっと縮まります。
父親の声、表情、リアクションを通じて、子どもは父親の感情を感じ取り、自分の感情も表現することを学びます。

読み聞かせ後のちょっとした会話が心を育てる

また、読み終えた後に交わすちょっとした会話――

  • 「このキャラクターどうだった?」
  • 「どの場面が好きだった?」

といったやり取りが、感情のやりとりの練習にもなり、心の土台を育てる助けになります。


このように、読み聞かせは子どもの語彙力や理解力だけでなく、自己肯定感や信頼感、さらには家族との絆までも深めてくれる貴重な時間。

忙しい日々の中でたった10分でも、父親との読み聞かせタイムは、子どもの心に温かく残る“愛の記憶”になるのです。

初めての読み聞かせ、3つのコツ

読み聞かせに“上手さ”は必要ありません。
大切なのは、子どもと一緒にその時間を「楽しむこと」。

以下の3つのコツを押さえるだけで、初めてでも自然なかたちで読み聞かせの時間を過ごせるようになります。

① 子どもの“今好きな本”を選ぶ

最初の一冊は、子どもが興味を示している絵本を選ぶのがおすすめです。

たとえストーリーを事前に把握していなくても、読む側にとっても「初めての物語」として一緒に楽しめるのがポイント。
「このあと、どうなるんだろう?」とつぶやくだけで、子どもはその世界に引き込まれていきます。

② 途中で問いかけを入れてみる

物語の中盤で立ち止まり、

  • 「この子、どうして泣いてるんだろうね?」
  • 「楽しそうな場面だね」

など、やさしく声をかけてみましょう。

問いかけの目的は正解を導くことではなく、子どもと感情や想像を共有することにあります。
共に感じ、考える時間が、親子の心の距離を縮めてくれます。

③ 声のトーンや表情に変化をつける

登場人物ごとに声色を変えたり、場面に合わせて表情を豊かにするだけで、物語は一気に躍動感を増します。

ちょっとオーバーかな?と思うくらいでも大丈夫。
とくに父親の低めの声や独特のテンポは、子どもにとって心地よい“いつもと違う”刺激になります。


初めての読み聞かせは緊張するかもしれませんが、完璧である必要はまったくありません。
読みながら笑い、驚き、一緒に考える――その体験こそが、子どもの心に残るかけがえのない宝物となるのです。

子どもに読ませたい本が見つからないあなたに!!

「つかめ!理科ダマン 1 『科学のキホン』が身につく編」

親子で大爆笑! 小学校の科学が楽しく学べる!

  • 「身近なモノ」
  • 「体のふしぎ」
  • 「食べ物」
  • 「生き物」
  • 「宇宙」

など、日常生活に密接なテーマを、ユーモアたっぷりに紹介しています。

どんな本なの??

本書では、普段の生活ではなかなか考えないような疑問を取り上げ、面白おかしく解説。

例えば、

  • 「月ってどうして形が変わるの?」
  • 「おならってどうしてくさいの?」

など、子どもたちが思わず「なるほど!」と驚く内容ばかり。

読み進めるうちに、知らなかった科学の秘密がスイスイわかってくるんです!

実体験からのオススメ!

私の息子もこの本を読み聞かせした後、自ら本を手に取って読むようになりました

今まで本に全く興味がなかったのに、最初は短いまんがからスタートして、次第にページをめくるのが楽しくなったようです。

今では自分から進んで本を読む姿が見られるようになったんです。
息子が本を読むようになるなんて、本当に嬉しい驚きでした!

区切りがつけやすい!

1テーマあたり7,8ページで短くまとめてくれているので、区切りがつけやすいのも集中力の維持に最適です。
1日1テーマ読むだけで、毎日少しずつ知識が増えていき、気づけば理科が得意に!

内容も豊富で、「カエルが冬眠するわけは?」や「宇宙人って本当にいるの?」など、興味を引きつけるテーマがいっぱい!

ギャグ連発のまんがで笑いながら、楽しく学べるので、子どもたちの学習意欲もアップ
親子で一緒に読みながら、科学の面白さを実感できること間違いなし。

この本の魅力をまとめると?

  • 1日1テーマで無理なく学べる
  • 親子で楽しめるユニークなギャグとイラスト
  • 目からウロコの「ふしぎ」なテーマが盛りだくさん
  • 科学が好きになるきっかけを作る

理科が苦手な子も、この本ならきっと楽しく学べますよ!

まとめ

「読み聞かせ=母親の役目」という固定観念は、少しずつ見直されつつあります。
研究や実例を通して明らかになってきたのは、父親だからこそ子どもに与えられる影響があるということ。

問いかけを交えた対話的な読み方、低くて抑揚のある声、そして読書を楽しむ大人の姿――
こうした要素が、子どもの語彙力や読解力、想像力や感受性を大きく育てていきます。

また、読み聞かせの時間は、単なる教育的な効果を超えて、親子の心が触れ合う貴重な時間でもあります。
日々忙しい中でも、たった10分の絵本の時間が、子どもにとっては「愛されている」という確かな実感になり、父親にとっても心を満たすひとときになるでしょう。

最初は少し照れくさいかもしれませんが、正解もルールもありません。
ただ、一緒にページをめくり、登場人物に笑い、結末を楽しみに待つ――

そんなシンプルな時間が、やがて大きな絆へと育っていくのです。

今夜、1冊の絵本から。父親としての新しい時間を始めてみませんか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました